きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

…埋め込みツィートに仕事で苦しめられている。はてなではちゃんと動くのに……

まさかの展開2

桜も終わってしまった頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。自分の人生は相変わらず激動です。日記書いてる暇がなかった。
・結局、私が辞めた後に新卒たち開発エンジニアも大半辞めた(私が10月に辞め、彼らが12月末に辞めた)
・仕事で異動があった(異動するまですごくつらいpjにあたっていたので、脱出できてほんと嬉しかった…)
・子供が中学生になった(入学式とか卒業式とかがあって、半休取りまくった。休み取りやすい会社で良かった…)
・新卒とは今も仲良い。彼は新しい会社に勤めつつ、個人で暇つぶしにアプリ作ったりしているので、画像処理とか手伝ったりしてる
・自分に数年ぶりに彼氏ができた! ヒャッホウ

恋人との出会いは
・突然退職した新卒たちを心配して、方々に開発エンジニアの就職先がないかと声をかけていた
・たまたま特定のジャンルでの開発のことで昔の知り合いから質問される
・なんとなくダラダラ飲みにいく関係になる 相手の友達とかも紹介してもらう(真剣に結婚しないとやばいんじゃね?といい加減考え始めたため)
・しかし紹介していただいた方とは不成立……(「30そこそこがいい」って40代半ばに断られたり…)
・焼き鳥屋やらおかまバーやら連れまわされて、相手から「もうこのまま俺といればいんじゃね? 娘も大事にするわww」(若いころに塾のアルバイトをしてたらしい)

え…いいの…か…?
気があうと言えなくもない……が……(ネットとか好き、お酒飲むのが好きという共通点はある…)
率直にいって不釣り合い(学歴高い、わざわざシングルマザーと結婚したい要素がみつからない…離婚歴はあるけど年齢的にあっても自然だし)だよ…?

新卒に料理取り分けてもらったくらいで感動してた自分としては
毎週毎週違うところに飲みに連れて行ってもらったり、「お前の頭蓋骨は小さくてかわいいなぁ」(他に褒めるところはないのか…)などのかわいがりを受けて
「え…なにこれ…なんでこんなに甘やかしてもらえるのマジ天国…!」って幸せかみしめています。
年上(七つ上)いいな…!

なんでも決めてくれるしお会計全部カードでずばっと払ってくれるし 1500円のチョコレートですごく喜んでくれるし…
たとえばお寿司食べに行くとするとメニュー全部決めてくれるわけですよ!
いわゆるセオリー通りに白身→味の濃いものっていうのをその時の状況に合わせてちゃっちゃと決めてくれて
飲み物も最初の一杯ビールで…ってその後は勝手にいろいろ決めて飲ませてくれるわけですよ! 楽だ!!!
(私が好き嫌いあんまりないせいかな…決めてもらっておいしく飲んでるだけで超ハッピー)
これまで「自分は自分の好きなように生きたいからあんまり干渉してこないタイプがいいわ…」って思ってたけど、意外となんでも受け入れられるというか。
(歳をとって丸くなったという要因もあるのかな)
自分の「何がやりたいのかわからない…」みたいな迷走系の人生をうまく受け入れてくれる人に出会った気がする。
向こうも「あなたのそのノホンとした様子が癒される。気が楽」って感じで、毎週時間を作っては飲みに行っています。

仕事すごいハードな人なんだけど、まあそんだけ仕事好きなんだろうなぁ…とノホン…と思ってましたが、
「しんどくてもおれ体が丈夫だから倒れないwwやるしかないwww」
あ…あれ…? この人もなんか…新卒(身体/メンタルが丈夫すぎて激務でも倒れない→自然と他の人のヘルプに入らされる)と同じタイプ…?

生まれつき身体が丈夫とか、多少の無理が受け入れられてしまう人っていうのはいるんだけど、倒れないからって疲れない訳じゃないし、周りが当然のようにそれを要求してくる人生ってしんどいだろうなと。
(私は体は丈夫だけど、基本無能なのでそこまで大変な状況になりにくい)
なんでも決めてもらう代わりに、相手の気持ちに寄り添える人間であろうと日々努力しています。

これからも新卒たちとは仲良くしたいなぁと思い「たまに連絡とか取るけどいいかな…?」って恐る恐る確認したところ
(前回の結婚では、男から同窓会の連絡が回ってきただけで電話へし折られる勢いでキレられた。)
「子供に嫉妬はしない。親切にしておやりなさい(ドヤァ」
私の11下ってことは彼から見たら18才下か……

 

40代と30代半ばの中年カップルなんで、焼き鳥とか食べちゃう!

tabelog.com

まさかの展開

新卒「ねえ○○手当てってどうですか?」(何の前触れもなく)

『え? 手当よりは基本給高い方が基本的には良いと思うけど…何の話?』

新卒「次の会社です」

 

…相談してくれて母はうれしいわ… お前のカーチャンではないが…

そんなわけで! 私が超かわいがっていた(相撲用語)新卒(含め数人)が辞めてしまいました!

ピンポイントに私が答えられることを聞いてくれてありがとう!私はyes/noで答えられない事項はほぼ役立たずだからな…というか辞める辞めないで相談されたとしても「私の方が先に音速で辞めてる」っていうクズっぷりだからな!
(最終的には辞めるだろうな…とは思ってたんだけど、こんなに早くその時が来るなんて。結局開発エンジニア80%辞めたみたい。相当揉めたっぽい…)

 

しかし毎回鮮やかにオチをつけてくれるコイツを私は愛してやまない。たまにグーでぶちたくなるけど。「新卒」っていう称号が完了する前に退職するとは思わなかった。

もしかしたら誰かが私の日記見て「老害の心を満たすためになんでもいいから相談しておけ」って言ってくれたのかもしれない…ですが…

 

何を選んだとしても本人が何かを決めたのであればそれは尊重すべきだと自分は思います。それ以外で他人(わたし)にできることは、金を出すか、目の前から去るかくらいであって、自分の流儀に合わないからっていって「常識がない」という便利な言葉で圧殺するようなやり方はしたくない。それが許されるのはリアルカーチャン(家族)だけ。

 

 会社はお互いに辞めてしまったけど、ズットモ…だよ!

matome.naver.jp

存在の耐えられない軽さ

仕事も多少慣れたし、休みだから新卒に遊んでもらおう!と思って「ねえねえ!」って連絡したら

「しばらく犬に会ってないから今日は実家に帰るんです。」って言われた…

 

え…?

私とは退職してから会ってないよね…?え…?

なんなの…? どんだけ犬好きなの…?

犬に比べて私の存在の耐えられない軽さ…?みたいな…?

「はい。犬動画撮った」

……犬の動画もらった。

犬めっちゃ喜んでてかわいいwwwwwwはしゃいでるwwwかわいいww

 

※もはや仕事関係ないので同僚ですらない
※犬かわいいです

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%AE%E8%80%90%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E8%BB%BD%E3%81%95_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

ここではないどこかに

いろいろありましたが、結論として、辞めることになりました。

開発スタッフたちは優しくしてくれたけど、なんかもう、社風も上司も、あわなかった……

 

社長との退職面談では、せっかくなんで「上司も営業さんともうまくいきませんでしたし、新卒の○○さんとも対立してしまってダメでした…アハハ…」って力なく退職面談を終わらせました。

新卒「あ…あなたなんでそんな最後の最後まで…!」

いや、せっかくだから置き土産にひとつ混沌を。

 

君たち(新卒以外にインターンもいます)がいて、「このアラフォーが!」「うるせーばーーか!!」ってじゃれあったり、誕生日を一緒に祝われたり、アホみたいに酒飲みに行ったりして、友達ができたみたいで楽しかったです。

休日出勤に付き合わされた時に、自分は本を読んで彼らの作業が終わるのを待っていて、ふと「他人といるときに安らいだ気持ちになるのは何年振りだろうか…」と…

 

でも、新卒たちが目覚ましく社会人として成長し、組織の中で評価されていくのと対照的に、私自身は「この会社に自分が合わない」という違和感を大きくしていき、最終的にはメンタル的にクラッシュして、去ることになりました。

君たちと笑ったり、安らいだりする資格が自分にあるのかな?
不透明な状況や、ダメなプロダクトを生み、他者を犠牲にする事を黙認している自分がここで笑うとか、そんなの絶対おかしいよ。
自分の中の矛盾みたいなのが内部から自分を蝕んでいき、だんだんと仕事の精度が落ちていき、全社会(日曜日で、台風がきていました。ちなみに代休とか一切ないイベントです)で、役員とかが晴れ晴れと「あるべき会社の姿」とか「今後のビジョン」とかを話しているのを見て、ぶつ……と何かが、切れてしまいました。

私がいるべき場所はここではなかったのだという、虚しい敗北感だけが残りました。

 

とはいえ!基本的にわたくし「疾風の行動力と雑草の生命力」でどんな状況も切り抜けてきた人間なので、多分そのうち元気になると思います。

(というか半年でここまで私をゲンナリさせた環境もちょっとおかしい気が…)

新しい環境で新しく頑張ります!

『新しい会社の試用期間生き延びられるように祈って!』

新卒「生き延びられなかったら笑ってあげますよ」ニヤニヤ

最後の時までほんと…腹の立つやつだな…!


しかし落ち込まれるよりは笑ってくれた方がいいのだな、と今は思います。もう会えないのだから、きっと笑っているだろうと信じて別れる方が自分の励みになる。
毎度毎度その瞬間は「グーでぶつぞこのクソ新卒が…!」って思うんだけど、最終的にはいつも私のプラスになる事を教え続けてくれた人でした。

 

願わくば君の人生に幸多からんことを。願うくらいしか他人にできることがない。

 

ロジックの部分では私は君に何も教えられないけど、感情の部分で君を肯定しているし、信じている。明日私が死んだとしても、今この感情は確かなものなんだよと。

 

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

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就業規則とは…

まだ暑かった時の思い出。

 

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あ…あつい……

先日は若者たちとお昼ご飯を食べに行きました。週一出勤の楽しみ!

駅ビルだけどね…(立地的に三種類くらいの駅ビルからしか選択できないため…)

 

若者「あつい…」

『あついね…』

新卒「……」(お店の看板をじっと見ている)

『おーお蕎麦おいしそうだね!』

新卒「…主にこのあたりが…」(脇にあるビールを指す)

『…いや、業務中に飲酒したらアカンでしょ…!いやおいしそうだけど…!」

 

~趣味の話~

『美術展とか映画に行くよ。平日昼間に行くと割引があったりすいてるし』

新卒「平日…」

『いや!仕事に支障ない時だけだから!!』

 

その後

新卒「人間は欲望を律しないといけないと思うんですよね…」ニヤニヤ

『ちょっと待ってぇえなんか私が好き放題人間みたいに思われてる気がするんだけど』

新卒「え? 違うんですか?」ニヤニヤ

 

20代に「好き放題」の烙印を押された。く…くやしいぃいいい…!
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書いた後公開するの忘れてたんだけど、

「人間は欲望を律しなければならない」というエリート思想(道を踏み外せない優等生)の新卒と、

「結局苦しみながら生きていかねばいけないのなら、やれるときは好き放題」という自暴自棄系好き放題の私(失うもののない手負いの30代)が、衝突し罵倒しあう先駆けとなったエピソードでした。

 

今となっては、二人ともインターンにひかれるほどの頻度で飲みに行くダメ人間同士なんだけどね…

 

すごい就業規則! ──ダメな職場がよみがえる「社長の本音」ルールのつくり方

すごい就業規則! ──ダメな職場がよみがえる「社長の本音」ルールのつくり方

 

 

振り返るのが苦手なので。

いつものアレと話しながら駅まで行って、ちょっとした事で改札近くでで足止めをくらい(彼がカードを使って定期を購入しようとしたら、エラーがでて購入できなかった)、

「時間かかりそうだから気にしないで先に帰って。」と言われて、「わかったよー」って帰りました。

でもなんかこう、犬を追い払うようなジェスチャーでやられたので、「んもう失礼なやつだな…」と内心思ったのです が…

よく考えたら私こいつにきちんと別れを告げた思い出がない…

 

数日後に二人で飲みに行く機会があり、

『ちょっと確認したいんだけど、私いつもあなたと別れるときにどんな感じで別れてる?』

「あ…自覚はあるんですね、一切挨拶無しです。なんか目の前でフッと違う人間になるように存在を無視されます。正直びっくりするわ」

『ご…ごめん…昔人にも注意されたんだけどあんま直ってなかった…』

理由は単に「寂しがりで別れを惜しむ行為が嫌い」「次やることを考え始めるとそれまでの事は忘れてしまう」ってだけなんですけどね…

 

帰りに駅の中を歩いていて、

「何線ですか?」

『えーと、地下鉄だから○○線でいいと思う』

「じゃあ、あそこの分かれ道で、お別れしましょう」

30mくらい先の分岐で、特に足を止めることもなく、ごく自然な感じで、じゃあまた、と軽く手を挙げて私たちは別れました。ああ、目印があれば、きっかけがうまくつかめるのか。 

コレコレは苦手…というとサクっと私の負担にならない代案をだして、うまく私をそちら側に誘導してくれる。これが高学歴体育会系の…真価だというのか…!

 

これまで同じように振り返りもしないで別れて、そもまま二度と会えなくなった人が何人もいて、「最後にもっと話しておけば何かが変わっていたかもしれない」と後悔を重ねながら、私は中年になりました。

自分自身では変えることができなかったことを、小さな工夫で変えてくれた。そうやって現実的で、着実な方法で、この人は世界を変えていくことができる。すげーな。

 

秋が深まるにつれて、別れが近づいていることをお互いに知っていました。

(思わせぶりに続く)

 

秋の気配

秋の気配