きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

jsがきらい……

二回目の常駐案件に出されたものの、まだなんとか…生きています…!

でも、現場に合致したらしたで「帰れる目処が立たない」ということに気づいてしまった……常駐そのものはそんなに嫌でもない(今行ってる部署が割と特殊で、ポジションも特殊なので他の人とほぼ関わらないで済むので気楽)けど……3末で帰れるかなぁとちょっと思ってたんだけどな…

 

でも自分ひとりだけ完全に違うジャンル(マーケティングツール使ってやや特殊なメルマガを作ったり検証したりしてる)のことをやっているので、自社に戻ってから一般的な業務やるの大変だろうな…職種としては一応フロントエンドエンジニアということになってるんだけど、マーケティングツールはDBとかsqlとかのワールドで、ここ一年まったくjavascript触ってない。もともとjs嫌いでjQuery使う以外の事はほぼできない、強制的にreactとか講習受けさせられたけど自分で何かをクリエイティブする商用レベルではない…

jsとかes6とかでなんか書くよりは日本語かいてるほうが気晴らしになるので、たまには更新します。

不幸体質

今仕事でクッソ使いにくい海外製のcms使ってて、mtとかwpとかの優しさを思い出して涙している…
・タグが直接編集できない
・js使えない
・デフォルトのcssが外せない
・勝手にソースを整形したりいらない空のdivとかをたくさん作る(消せない)

 

『今思うと彼ら(mtとかwp)は良かったな…って…別れてから初めてわかる感じ』
同僚「クソ野郎のあとにさらなるクソと交際した女子みたいな事言ってますね…」

 

(一週間後)

 

ようやくある程度思い通りに作れるようになったぞ!(例によってIEに苦しんだけど)

 

『ねえこの案件終わったら私コイツとお別れなのよね…こんなに苦しんだのに…これ次も受注したい…でないと割に合わなくない?』
同僚「前から思ってたけど、malさんすごいマゾっていうか不幸にしかならない女子特有の思考パターンですよね…」
『そうね”ここまで貢いだんだから絶対なんとしてでもコイツと結婚しないと気が済まない”的なアラサー女子みたいな思考になってるの認めざるを得ない』
受託制作に女子目線というか鬼女目線をブッコんでいくスタイルで本日も生きています。

 

※追記:これ書いたの4ヶ月くらい前なんで、今は受託じゃなくて常駐してる。
そこでもクッソ使いにくいcmsを極めてしまい結果として「(そのcmsの)巫女」みたいになってしまい、3ヶ月のはずの常駐がどんどん延長されていき、帰れる目処が立たない…いやこれ確かに若い開発の人がやらされたら無意味さに病むよね…

 

くまみこ 11 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

くまみこ 11 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

 

ゆうちゃんと文通する。

私が常駐になったため、ゆうちゃん(私のかわいがり対象。「40代にしては肌が綺麗」とか「ミクロネシアでは美人」などのトンチキなお世辞?でしばしば私を激怒させる30代男子。自称童貞だそうだが真実は誰にもわからない)と個人の連絡アカウントを交換したぞ…!やだ…フラグ…!?

常駐先と自社で連絡ツールが違う&組織での契約なので、帰社日に「飲みに行くぜ」とかの連絡がし辛いためでしたが、一通り煽り画像などを「俺のフォルダが火を吹くぜ」って送り合ってちょっと飽きてきた……

 

飲み会でゆうちゃんが「ほらほら!!これ!むしゅうせいなゆり!!」って見せてきたのが「ゆりかもめの写真」であったため、今の常駐先で黒い水鳥を見つけて撮って送った。

『むしゅうせいの黒くて立派なやつだよ!』

 

即返信「これはご立派ですね。太くてたくましいです(首が)。写真で見る限りオオバンではないかなと思うのですが…できればおみ足が見たいところですね」

 

詳しいな…… ていうかほんとに鳥好きなんだな……(私達の共通点は「酒飲みでコミュ障なので、昼休みは公園か川の近くで散歩していることが多い」なので、自然と近隣の鳥を見る機会が多い…)

オオバンって珍しい鳥なんではないのか。意外と都会で増えてるっぽい。

 

魚図鑑

魚図鑑

 

誰も知らない
知らない街を見下ろし
鳥は何を思うか
淋しい僕と同じだろうか
離ればなれ
鳥は群れの仲間が懐かしくなるのか
高い声で鳴いた 

常駐先で鳥を見てると「ミュージック」 のことを思い出します。いや今の常駐先はそんなに遠くは無いし、同じ会社の人もいるし、そこまで孤独ってほどではないし、むしろ業務の内容自体は驚異的に自分に合うやつ(瞬間風速だとコンバージョン160%みたいなのを産んでしまった…企画したのはプロパーの人なんで実装した私の手柄ではないのだが、先方から社費でゴージャスなお食事をごちそうになった…)なので幸せは幸せなんだけれども……ゆうちゃん……(涙)……

常駐異聞録ルリ子〜半年が経過しました

これまでのあらすじ:

「常駐」という労働スタイルを強いられた結果一瞬(一ヶ月)で医者に出社を止められるレベルで体を壊したルリ子(30代後半)でしたが、その後別の常駐先で元気に生きています。

 

二回目の常駐ガチャであたり(ホワイトかつ、経験のあるツールかつ、指示するプロパーの人がちゃんとしてる)を引き、命は助かったもののの、なんかこう、不条理感がぱない…

ゆうちゃん(2週間で病気休職)は今の所、二回目の常駐はなく(話はあったが色んな面で折り合いがつかなかったっぽい)社内で私に代わるお局長老ポジとして指導などをして元気に生きています。

しかしハズレを引いてしまった人は退職したり(若い人はまあ…転職するわな…)、「こんなはずじゃなかった」の長距離通勤を強いられたり(入社した時、常駐あるよって説明されてないし……自社の近所に引っ越した途端に常駐決まる人が結構いる)しています。逆に社歴短くてすぐ常駐行った人は、一年後に自社に戻ってきても、早々に「環境に馴染めない…」って退職してしまったり。どうしてこうなった……

 

自分はエンジニアではないのですが、たまたまある種のwebツール経験がある(開発的に難しくはないが、だいたい用語が日本語としていろいろ違和感があったりするので経験ないと戸惑うと思う)ので常駐になってしまったのですが、ハズレの皆さんに聞くと
「データアナリストなのにexcelしか使わない…」
「フロントエンド開発なのにスクショ撮ってexcelしか(略」
「開発なのにファイルを別のとこに置いたり、git管理のファイルをsvnに置き直すことしかしていない…」
なんかもう……別に…エンジニアでなくていいんじゃないだろうか……私はまだツール的に合致してたからマシだった……

今まで常駐とかほとんど経験なくて(やっても2ヶ月とか、終りが見えてるやつだった)、ていうかこれだったら普通に派遣社員の方がマシなんでは……相当の覚悟がないと断れないし……

 

超怖いのが「行ってみないと業務の内容がよくわかんない」ってことです…(私が一回目に行かされた常駐先は、実際行ってみたら開発的な知識が要求されるうえに、最高にクレイジーなことに先方の現場が人員を入れる必要性を感じてなかったのでめちゃくちゃいびられた。姑かよっていう…)

なんかもう、自分が有能か無能かというのは別軸でガチャ運が要求されるんだな、と…

 

2年くらい前まではこっちが業務委託とか派遣さんを受け入れる立場だったんだけど(でもちゃんと何してもらうかは決まってたし、日々ちゃんと指示はしていたよ……)、営業さんがもってくる常駐の話に怯える毎日です…(全然経験ない業務とか、自宅から通勤2時間とかみたいなやつを普通に面談ぶっこんでくる)

常駐自体が全てダメってわけじゃないんだけど、そもそも常駐をあまりやってこなかった会社が思いつきで「常駐させたら毎月お金もらえておいしいじゃん!」みたいな短絡思考でやったらこうなるじゃん…!?

 

前職の「スタートアップという名の、人数少ないからワンマン社長&取締役が経費ザブザブのどブラック」とはまた別軸で、うーんって感じだけど、まあ、比較したら今のほうがましかな…(前職はしれっと半分くらい社員が入れ替わり、いつのまにか社名が変わってた……)

ニアピン賞……!

最近になってゆうちゃん(仮名。常駐に出されて休職したが奇跡の復活)に自分の年令をいう機会があり「私まだ30代なんだけどね…」って決死の覚悟で真実を告白したところ、「まあでも38とかですよね?」って誤差の範囲みたいに切られた……! 39ですけどね…! ニアピン賞……!
「ぼく32歳で童貞なんで終わってる感で言ったらどっこいどっこいですよ」って慰められたけど別に知りたくない情報をお互いに知ってしまった感がぱない。

 

私は常駐に行った先(ゆうちゃんとは別の会社)で、嫁いびりみたいな競合ベンダーからのいじめにあった結果、ゆうちゃんとドッコイなくらいの短期間で、ドクターストップがかかるレベルの喘息みたいな病気にかかってしまい、撤退を余儀なくされました……(休職は回避できたものの、ステロイド吸引薬をしばらく使っていた)

しかしこれってどうしたら回避できたのか。どうしたら成功できたのか。

 

上長(ゆうちゃんの次ー私の前に常駐に出されたが3ヶ月持ちこたえ生還し、我々の上長になった)に、忘年会で「人間模様が怖いのは今に始まったことじゃないし」って歌ったらまずいですかね…?って確認したところ

上長「正直に姑息に生きていく術を体現しないとな……」

ゆうちゃん「どうかやっちゃって…」

 

アニメ「中間管理録トネガワ」オリジナル・サウンドトラック

アニメ「中間管理録トネガワ」オリジナル・サウンドトラック

 

ところがどっこい・・・夢じゃありません・・・!現実です・・・!これが現実・・・!

何一つクリエイティブな事が生まれないこの泥レスみたいな現場……これが開発の会社なのか……!!

おたんじょうび祝い

もはやめでたくも無い感ありますが、今年も一つ年をとったため、昨日は子供と二人外食(やきとり)に出かけました。(おいたんは予定が合わず別の日にお祝いしてくれた)

 

やきとり… 楽しみ…やきとり…(週1くらいで行ってる)

おざなりな感じで親子の交流するひとときです。

 

もぐもぐ……
子供「結婚てさ…なんのためにするんだろうね…誰が作った制度なんだろ」

『?? 制度っていうか…まあそういうふうにしておくと都合よかった時代があったんだろうから制度が作られたんだろうし』

子供「そうなの…」

『生物学的に言うと愛は四年で終わるらしいけどね』

子供「そうだよね!飽きるよね!」

 

子供「あのさ…なんでさ…みんな記念日とか祝うんだろうね……記念日って…まあ…普通の日じゃん?自分にとって以外は」

『? 私にとって以外の8/15は終戦記念日だけど』

子供「いやまあ… ○月○日(子供の誕生日)は○○記念日だけどさ」

『調べたのか。インターネットまじ便利よねぇ』

子供「祝う価値があるのって金婚式とかさ…」

『いやそれはwww記念日じゃなくて年単位の問題じゃんww』

 

ゆるゆると飲んで帰ってから、「○歳最後の私」を反芻して0時を迎えました。
そして…気づいた……子供の優しさに…!

【結婚してないけど気にしないで】
【誰も記念日祝ってないけどそんなの大した問題じゃないから】
これらを伝えたかったんじゃないのか…!?

そんなに気にしてないから!というかむしろ「この世界には楽しい結婚生活を送ってたり、記念日を祝い合ったりする夫婦の方が多い」って思ってもらえないとそれはそれで困るから!!
周囲からいろいろ気を使われる存在になってしまった感ありますが、若者の優しさによって元気に生かされています。皆様になにも教えられない(技術的には…)存在ですが、多少適当にやったとしても死にはしないし、基本的には人間はみんな許された存在なんですよと。そういう希望を伝える役割を頑張りたいと思ってます。有名人に例えると、高田純次もしくはエガちゃんかな…って思ってる。

 

figma 江頭2:50 (ノンスケール ABS&PVC製塗装済み可動フィギュア)

figma 江頭2:50 (ノンスケール ABS&PVC製塗装済み可動フィギュア)

 

 

事故物件が発生する瞬間

おいたんは趣味?で10年くらい単身者向けのマンション経営(20室くらいあったはず)をしてるんだけど、初の「居室内で人が死ぬ」という…事件が発生しました……

おいたん「”すごく調子悪い様子で帰って、次の日出勤してこなかったから”って連絡があって、マスターキーで開けたら、死んでたって……」

『あ…あらあ…でもすぐ見つけてもらって良かったわねぇ…』

おいたん「前に踏み込んだ時は大丈夫だったのに…」

*別の住民で、無断欠勤が数日続いている人の部屋を開けた時は無事だった。

「不謹慎だけど…勘弁してよーーー…5年間告知義務あり、次の募集の時は家賃-30%だってー…」

独身の男性で、事件性はなく、静かに・唐突に、その人は部屋で亡くなっていたそうです。

 

防犯カメラを巻き戻していくと、●日の●時●分、不動産屋さんのロゴの入ったバンが駐車場に止まり、まだ若そうな男性の不動産会社社員と、それよりほんの少し年上の男性(恐らく部屋の住人の同僚もしくは人事担当者)がきて

ドアからも外(窓)からの声かけにも応答がなく

近所の警察から警察の人に立ち会ってもらって開錠したところ

亡くなっている事がわかり(とはいえこの時点ではまだ医師の死亡診断が無い)

救急車が呼ばれる (不動産屋さんはこのあたりでおいたんに電話連絡)

運び出されて病院に…

 

音声は無いものの、防犯カメラはなかなか高解像度な感じで流れを記録していました。

 

おいたん「これをさらに●時間巻き戻すと、この人が最後に生きて歩いてた映像があるんやな。」

『う、うん…(あんまり見たくない…)』

「でもそれは見んでおこか…」

『うん…』

おいたん「ご家族が見たいていうたらあれやから記録はしとくけど、俺らが遊びで見ていいもんやないからなぁ…」

 

今思うと、おいたんもほんとは救急車の流れとかも見たくはなかった(一人で見るのがしんどかった)から付き合わされたのかもしれない感はあるけれども、「最後の姿」は見ないで済んで内心ほっとしました。

ご家族に連絡はついたものの、家財などはすべて処分してすぐ退去として欲しいとのことで、次の週には空き室となりました。すぐに会社の人が確認しにきてくれたからこその迅速な処理…「人事総務がちゃんとしてる会社って素晴らしいな…!」って変なとこに感心しました。

 

「BEYOND」で、左右2つに分かたれた世界で、「美しくきらめいている世界」が死で、「混沌とした世界」が生だったっていうのを見て納得したし(そりゃそうだよね…)亡くなった人にとっては、良い世界への旅立ちだった…と、

 

 

追記
その後、その部屋はおいたんの会社の新婚さんが格安で住むことになった。 そういうの気にならないカップルらしい……