きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

許すか、許さないか

その後もとりあえず、辞めないで働いています。

 

「かかわりあうことでわかりあおう」とか青臭いことをいった若者については、一か月コッテリ「30代のめんどくささ」を思い知らせて差し上げましたが、なんと切れもせず、むしろ「中学生の時の自分」とか「家庭の事情と自分」とか、それに対して今の自分がどう思ったか、を整理された言葉で語ってくれる(そして私と同じ量飲んでも潰れないしタバコ吸っても怒らない)という、奇跡のような友達(に近いなにか)になってくれました。

「おまえみたいな恵まれた高学歴に、私の何がわかるというんだ…!」って感じでいじめたおしたのに。あんまり恵まれてない人生(失礼)の中で努力し続け結果を出し「それでも俺は俺の信じるやり方で他人と関わり合い続ける」「あなたは俺と違うやり方を貫きとおすというならそれはそれで止めないし、興味深い」

私が別の人(営業か~ら~の~無茶ブリとか)に不当に扱われたときはそっと調べて「コイツにちくれ」(上流で誰が管理しているかを調べて、無理のあるスケジュールであることを正当に伝えろというアドバイス)までしてくれる。お前菩薩かよ。私の10才下のくせに…!
な…なんだこの人間ができた生き物は…!

相手が私を嫌いになるまえに、私が私自身を嫌いになる(他人をいじめるのはエネルギーが必要です)というしょんぼりな結末でした…

 

「どんな状況になったとしても、自分の気持ちは伝え続ける」というその人のやり方は、まだ若い時代にあったトラブルに対する後悔によるもので、でも内容を聞いたら「えっ…なんでそんな事があったとしてもそういうやり方を選び続けることができるの…」という内容でした。

私はどっちかっていうとトラブルの相手の方(辛いことがあったら、相手の謝罪も含めて一切の接触から背を向ける。自分の気持ちは自分だけのものであって他人の行動とはかかわりがない)と同じ行動をとる人間で、たぶん年齢が離れていなかったら(実際、会社の中で同じくらいの年代の人に嫌なことを言われたとしても「承知しました」以外のことは言ってない。そんなに長く勤務はしないだろうし、職種が違うのでわかり合うことは不可能だし、謝ってもらったところで結局時間の無駄だという考え方)自分のスタンスはこうだ、ということさえ伝えなかったと思うんだけど、激しく過去を憎みながらも「だから俺は他人にコミットし続ける…! 相手を変えるためではなく、俺自身の為に!」「みんな(さらに若い世代)ももっと自己主張してくれることを望んでいる」という、彼の主張は、自分が失ったもの、得られなかったものを見せつけられる気がして少々気がめいります。

私は他人の事を慮る余裕がない。そんなことはよく理解しているのに、今更それを見せつけなくてもいいじゃん的な。

「俺には関係ない」を気取ったところで、私のそれは単なる保身と自己欺瞞にすぎないんだなぁって思うと、ゲッソリしてくる…

 

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

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