逃げても いいのよ
ここ数日、ド級に理不尽なことがあって、滅多にないことですが他人に本気で牙むいて怒りました。めちゃくちゃな量の修正依頼を営業さんが持って帰ってくる×3。
毎回「これで最後だから!」って鼓舞しながらチームを引っ張りましたが、ついに熱で倒れるスタッフが出て、「ここから先の修正は私一人で巻き取るしかない…!」(技術レベルは低いが経験が長いので、時間かければ一人で終わらせることはできる。あと体が無用に丈夫)とやっている中、
偉い人から営業さんが「普通のエンジニアやデザイナーなら逃げてるから!malさんには感謝してね!!」って(私に聞こえるように)叱られているのを見て、なんかもう、ゲッソリしました…
私だって可能であれば逃げたいわ…
例によっていつものアレ(ともだちっぽい何かになった若者)に「ほんとアイツクズ。カス。人間的に。もう世界が終わればいいのに…」と愚痴っていたら
「malさんは逃げないでくださいねークスクス」
って言われた。※今月、病気休職一人、バックれ辞め一人です…
『あなたが奢ってくれるなら考えるかもねw』って言ったら
「お金あんまりないので、安いところでなら…」っていうので、慌てて
『あなたがどうしようと、私は私が逃げたくなったら逃げる。それは私と会社の間での問題であって、あなたが介入できる問題ではないのよ』と言ったら
「すみませんでした。」ってショボン(´・ω・`)ってなってしまいました。
私が辞めたら寂しいんだろうなーというのはうれしいんだけど、でも、「逃げて元気に生きられるんなら逃げても全然いいんだよ」っていうのは伝えたい。組織の論理に染まっても全然幸せにならないし、それを他人に強要する人間には絶対ならないでほしい。
自分が今無理をしてるのは会社のためではなくて、自分自身の業務として責任もあるし、スタッフに対しても責任を感じているから、自分が無理をしてでも早く片を付けたいという選択の結果であって、会社に対してはすごく不満たまりまくりです。
「自分は強いから生き残った」という自信を持つことは止めないけど、強さがないと生き残れない会社ってなんか、おかしい。無意味だ。
少なくともああいうレトリック(「malさんは逃げないから偉い」と他人に言う姿を見せること)でいい気分にできるとか思う人間は許さない。
レトリックと詭弁 禁断の議論術講座 (ちくま文庫 こ 37-1)
- 作者: 香西秀信
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 48回
- この商品を含むブログ (12件) を見る