きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

時を超えておコンサル

「ラーメン才遊記」見てる。うーん別に悪くはないんだけど、やっぱラーメンハゲが鈴木京香なのにちょっと違和感が…鈴木京香そのものはすごく好きなんですが…

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

しかし、時を越えて今、私ラーメンハゲと同じ職種(コンサル)なのか…!ラーメンじゃないけどさ…!(MAコンサルです)
むしろ情報で食わせて頂いてる感じだけどさ…!


鮎ラーメンという名のこってりラーメンじゃないんだけど、確かに私が私のやりたいように「marketoでね…エンゲージメントがね…munchikinがね…」とか話しても大体クライアントは「エッ」ってなるなということがわかって、最低限「相手が興味持ちそうな切り口からトライする」っていうか「相手が理解できるメリットから説明する」方法が必要だなーと感じてはいます。

 

 なお、鈴木京香出演で好きな映画は「39 刑法第三十九条」です。

39-刑法第三十九条- [DVD]

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  • 発売日: 2002/08/25
  • メディア: DVD
 

 

小僧の神様@常駐

自分がデジタルマーケター(マーケテクノというのか、ツールを使ってwebマーケとかメールマーケをやってやる係)になってから3年ほどが経過しました。いまだに全然ピヨピヨしているのですが、幸いツール系についてはドメインとかリダイレクトとか、cssとかjavascriptとか、「昔やらされたいろいろ」がそれなりに役立っているので、スタートが遅い割にはおコンサル然としてドヤァ…って生きています。

 

自分は前職で、断れない常駐(ソーシャルゲーム運営の会社に勤務していたが、完全にトレンドが終わっているうえに、若い子と違ってデザインにもフロントエンド開発にも対応できなかった。自分の給料分を稼ぐためにも常駐エンジニアとして他社に行くしかなかった)に行って、結果として滅茶苦茶体を壊し、その次の常駐で「まじでこれで失敗したらおれは退職するしかねえ……」という覚悟をキメた結果、MAツールに適性があることがわかって転職しました。

(「退職したくない」が目的だったはずなのにね…)

 

当時自分はいろんな意味で自信を失っており、非常に精神が不安な感じになっていました。
もともと開発力やコミュ力には難がある自覚はあったけど、唯一自信のあるジャンル「体が丈夫」「社畜力」が折られた(年齢的にも仕方なかったんだと思う…)ことは大きなダメージになりました。

回復できたきっかけは、二回目の常駐で割と適性のある仕事にあたった…というのもあるけど、それ以上に「現場の人に褒めてもらった」というのが大きかったです。
数値で結果を出した時は内心嬉しかったけど、他社常駐なので「他人の祭り」感があり、俺には関係ない…みたいなニヒルを気取っていました。

 

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

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  • 作者:福本 伸行
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: コミック
 

 他人の…祭り…! 俺のではない…!
(その後「黒沢」初めて読んだんだけど、最初はあまりにも自分のダメな境遇と似ていて辛くて読み進められなかった…)

 

でも、最初は三か月の予定だった常駐が長くなり、先方プロパーの人から「こういう実装は可能だろうか?」のような相談を受けたり、本来常駐は対象に含まれない(そこの会社の社員じゃないので当然)講習を受講させてもらったり、「おお…なんか自分はここで息をしていてもいい…という許可があるらしい…」という自信をつけて今に至ります。(なお常駐先で身に着けたMA的な知見が、自社に戻る際には一切評価されず、「メルマガにこだわるんなら今後給料上がらないし飼い殺しルートになるけどそれでもいい?」(原文ママ)って自社の上長に言われて「いいわけないだろ!!!」って辞めて転職した)

 

それまでの常駐がほんとに人間扱いされない(備品ですらもう少し丁寧に扱われるのでは…環境だったので、その一年で「良くしてもらった」という経験はマジで「小僧の神様」並みの甘美な思い出となり、今も自分を支えています。たぶん親切にしてくださった側にとっては割とフツーの対応かつもう忘れていると思うけどさ…

 

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

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派遣社員とか常駐エンジニアとかに対して、備品じゃなくて人格を持った人ですよ…という気持ちをもってもらうと、数年後、「フフフ…わたしなんかよくわかんないけどおコンサルになったの…」という鶴の恩返し的な展開になるかもしれないので、受け入れる側の皆様、優しくしてください…

 

ちなみにおコンサルは常駐エンジニアに比べると単価が高いので、はるかに切られやすい…という特徴があります。まあでも切られても恨まないよ…予算のご都合はすべてのPJにあるからね!

 

会社blogとかいう圧

今AM3時ですが、頼まれ仕事のクソブログ(いかがでしたか?の商品紹介)を書いてます…2万字……

そのあと会社コラム(ブログだけど)を強いられています。

 

会社コラムは業務の合間に、一応自分デジタルマーケターとして、MAツールのお役立ちtipsなんかを書かされています。(一応達成目標として半期に何記事!とか設定されていてうざいことこの上ないです…)

まー大体marketo豆知識(LPとかメールの作り方とか、設定の仕方でここは覚えておけ!みたいな実務者向けのを主に)なんですけど、割合アクセスがあって嬉しい。相対的にアクセス数だけは上司に勝っている…!

上司「いや…俺のはな!DXとかビジネスモデルとかワードがビッグで高尚だからな!検索では入ってきづらいんだ!」

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いやまあ…うん…上司の事割と結構嫌いじゃない(自信家・皮肉屋・ものすごいマイクロマネジメント系だけど慣れました)けど…
上司様の書く文章つまんないんだもん…仕様書みたいなのは大変エレガントなんだけどさ……(1センテンスが長いくて横文字が多い。例:「コアコンピタンス」「事業ロードマップ」)

 

上司「…俺もnoteとかやろうかなー。長い続き物とか書きたい」

良かった!はてなダイアリーじゃなくて!!!

 

自分が20年以上にわたって「日記」を公開していて思うんですが、やっぱ形式や媒体によって反応が得られやすいスタイルとかがあって、企業のものと言っても「blog」っていうのはコンサル的に上から「正解はこうだ…!」みたいなのはそこまで求められてないように思います。ものすごいネームバリューがあるとかなら別なのかもしれないけど…DL資料のホワイトペーパーとかだったらもっと固い感じのがいいんだろうけど。

「いかがでしたか?」は一時勉強のために単発でやってて、今もたまに依頼あるとやるけど、求められてる形式で書かないと死ぬほど怒られる(文体が若くないとか…一センテンスが長いとか…「こと」と「事」とかが統一されてないとか…ネガティブな事を書くなとか……)ので、勉強になりました。(でもまあ今後はやりたくないかな…楽しくはないし…個性を出すとかの仕事ではないし、単価を上げようとすると語学とか不動産とかのプラスアルファのスキルセットを求められるんだけど、自分が本業でやってることで自分のポリシーに合わないことを書くのは良くない)

 

「正しいおコンサルのありがたいお話」ではなくて、「永遠の初心者っぽい」みたいな路線で会社blogを書き続けます。まあ私もう結構な年齢なんだけどそこはそれ…

 

上司は「自分の本業だから適当な事は言いたくない」であり、私は「コンバージョンの入り口のために優しめに迎えたい(それで数値上げたい)」なのです。みんな違うポジションで違う信念だし、私は私で「正しいおコンサルの話」はできないからな……

 

とりあえず目標設定にblogの記事数とPV入れるのやめてほしいな……

積極的に捨てていく

さて転職するぽ…って思い立って、周りの人に「メールっていうかMAツールつかう仕事なら何でも良い」って募っているのですが、皆様に「資格とったんだから使おうよ!」「すぐ飽きるんだから…」とか言われる。なんでやん。

note.mu

いや資格自体は取れて嬉しいけど、一生このツールしか使わないという誓い立てたわけではなく…持ってるだけですごいとは全然言えないのだが…

医師とか司法試験とかレベルに人生のコストを積み上げたんなら躊躇するかもしれんけど…数ヶ月ならそこに固執してもな…と思ってる…

※Marketo Certification Expertという資格です。色々文句言ったけど、デジタルマーケティングを思想から学ぶ、という意味ではMarketo以外にも通じる部分があり、有用だと思ってます。取るためのハードルが難易度というより環境(Marketoの契約無いと受験資格がない・受験費用がそこそこ高い・オンライン受験センターみたいなところで受ける事が多い)にあると思うけど、marketoは日本では人気のあるツールです。

jp.marketo.com

 

他人に「お前の成功体験捨てろ」って言われたら気分悪いだろう…と思うけど、自分自身が経験したことは時を越えてどこかでなんかの役に立つと信じているので(実際イヤイヤやらされたことでも経験としては役立ってきた)。

40代だけどチャレンジし続ける熟女だよ……自分の工数は多少捨てても構わないという気持ちで生きてる…というか自分以外のを粗末にはできないからな…

資格をとったが転職にはつながらないのだった……

よし!資格取れたから即転職!の意気でいろいろやってみたのですが、

なんと、書類で祈られ連発……エッ……なんでや…とりあえず心を無にして今ある仕事を頑張っています…(白目)

 

おコンサルとしていろんな会社に連れて行かれるうちに、なんか「業種は違えどこうするとほら(レポートとかアクティビティ)こう見えて…たーのしー!!」みたいなのを喜んでくれる人が多いので楽しいな…と思うようになりました。大体絞りこんでいくと一人二人は「アッこの人電話で問い合わせてきた人だ」みたいに担当者が思い当たるリード(見込み顧客)があり、「展示会で名刺交換した人のうち資料請求ページに来た人が○人居るんだけど二人しか個人情報入れてない…」みたいな発見があります。

 

基本的に人間は自分に興味のある人間の事が好きなんだ…!Marketoの話をする時に機能についての話をしてもみんな興味なくすので、データがあるものに関してはできるだけ「こうやってデータ見ると楽しい…こんなに私(b2bだけど)に興味ある人リストが…」という楽しみを提供していくように考えています。とりあえず初回は。

あとは「今回の展示会で新規の人の割合…前回も来た人…」みたいに割ったり引いたりしていくと楽しい。マーケティングていってもかっこいい理論ではなく主に算数(数学ではない…小学校の範囲…)で話してて、それを手軽に実現できるのがMAツールなんだよーという感じでやっていく。具体の人間としてそのリードを思い描けるようになると楽しさがある…と私は思っています。上司には「お前の思考は抽象度が低すぎる!!」って怒られだけど、まあ自分のいいところは共感性が高く先方担当者と同じ気持ちで一喜一憂できる(良くも悪くも)レベルの低さだと思っています……

 

ただまあコンサルという立場は「他人の祭り」感あるので「いつか長期でなんかのマーケやりたい」とは思ってるけど、コンサルフィー払ってもらってる分は楽しんでもらえるように努力はしてます。サービス精神のあるコンサルだよ…今ならひよこのコンサルだから大セールだよ…

 

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

 

 

資格を取得したから退職したい(転職三ヶ月)

転職して三ヶ月にして、目標としていた資格を取得しました。

もう…ここ(現職)にいる意味がなくなって…しまったのだが……

jp.marketo.com

 

流れ

  • 常駐先で何故かSalesforce Marketing Cloud(ざっくりいうと、SFという顧客データとかためるやつに連動するマーケティングツール。メールマーケとかいろいろできるんだけど使い方に癖がある…)を担当し、なんか好きになった。
  • 自社(4年勤務したが扱いは契約社員)から正規雇用オファーが出たが年収が下がる提示であった(フロントエンジニアという枠だと、自分はreactとかどころかes5とかの記法に対応できないレベルだったので仕方なかったと思う)
  • 同僚や常駐先とは仲良かったが、ちょっと体を壊していた(更年期?)もあり退職して、MAツールの導入コンサルタントに転職した。
  • ベンダー資格であるMCEを早期に取得するように指示される。目安としては半年〜1年で取得するらしいが、上長いわく「地頭が良くて若い、アク○ンチュアとかの大手コンサルの人なら三ヶ月で取れる」とのこと。
  • 三け月めで試験受けた(試験料は会社が払ってくれる、逆に言うとそれ以外に会社がフォローしてくれることは少ない。書籍も機材も外部セミナーも一切お金出してくれない)
  • 合格した…

まあ「落ちても自分に痛みはない」くらいの気持ちで受けたので、そこまでの喜びはないんだけど、
「学歴がニッコマの40代女性が三ヶ月でとれる」じゃん……!

 

自分はSalesforceもmarketoも高機能かつ思想のある製品(世界を良くしたい、有効なコミュニケーションを顧客と取りたい)だからとても好きなのですが、さんざん先輩コンサルにドヤられたあげく「えっこんな程度で取れるんじゃん…?」っていうのでぐんにょりしてます。
※試験勉強することで体系的な知識は得られるけど、個別のクライアントのオーダーや疑問に答えるのはまた別の問題だし…

 

次は別のツールの勉強をしたいので(今いる会社では他のMAツール使ってない、というか連携ツール系もクライアントが入れていて許可出してくれないと見ることはできない)、数ヶ月で転職しようと考えています。

無限の転生結果

うう…

気がついたらまたワープ……

 

引っ越したあと退職し転職し(間空いてない&いろんな事情で全然有給が消化できず10日以上ドブに捨てることになったまじで許せねえ)1.5ヶ月が過ぎました。

私がいったい何になったのかというと…なんと無限の転生(履歴書が黒くなった)の結果おコンサルになりました。何をコンサルするんだかよくわからんけど、常駐先で得た力(salesforcemarketingcloudとかmarketoという海外製のマーケティングツール)を活かして転職したら結果的にそうなってしまった…

コンサルになりたかったわけではないのだが…?と思いつつも、常駐先のプロパーの人には「malさんがスキルアップを目指すならコンサル…」と見事言い当てられたので、方向性としてはあってるのかな?
社長や上司に「コンサル紙芝居」(いろんなグラフの入ったパワポ)やらなんやらを指導され、ほぼ作文で(今までより2割増しくらいの)お給料をもらっています。三ヶ月試用期間あるんだけど大丈夫かな……(ツール自体にはまあまあ強いんだけどコンサルとしての基礎が全然ない……)

 

でも上長がいう「常駐をする理由は”それが顧客のためのメリットであるからする”」であり、おコンサルは顧客の前に居ないときも顧客のことを考えているから、タイムチャージ高めになるよ…」という考えはいいなと思った。

これまでの会社だと「受託案件割が悪いじゃん!働かないタイムもお金もらえるから100%常駐おいしいじゃん!!!!だからお前らずっと常駐してろ!」みたいなことを堂々と会社発表会偉い人タイムで豪華なパワポ付きで解説され、「エッ…それ弊社のディレクションがクソってことを証明してない…?(働かないタイムが多い&クソみたいな炎上が多いってことは工程管理がうまく行ってない)」っていう疑問持ちながら生きるよりはマシかな…と思ってます。毎回毎回繰り返してるけど常駐が悪いわけじゃない。意味がない常駐を強いられるのが好きじゃないし他人に強いたくない。割がいい!おいしい!なんて思って常駐して、まじで「やらないとやられる」みたいな覚悟を持った競合と殴り合う事になったら深刻なダメージを負います……(そんな覚悟持って常駐してくる相手もかわいそうだけど…)

 

いろんな道を示した上で選ぶんじゃなくて、道がないように見せて少ない選択から選ばせる、おコンサル道としては初歩の戦術だけど、それを同じ組織の若い人に強いるのは意味がないのだ…

このときひとつ嘘をついた 3つあったんだ 選択肢はほんとうは
-でも2つしかないと信じていた方が道はひらけるから  3つめの答えを僕は口にしない