きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

孤独のマーケ:MUG Day Online

engage.marketo.com

 

MAツールのイベント見た。最近はこういうのもオンライン開催になってありがたいなぁ。(移動時間とかの問題がなくなるから…)

 

仕事がデジタルマーケだからこういうのよく見るし事例なんかも調べるんですが、2年くらい見続けて、登壇者(導入企業の成功事例)は
・営業しかしたことのない体育会系の俺が
・marketo(に限らずなんかデジタルマーケのツール)と出会って
・社内のみんなでサクセスした!
みたいなストーリーラインが一つの定型なんだなと改めて思いました。
努力友情勝利!って感じで受け入れられる万人向けのサクセスストーリー。


しかし私自身は「力を求めた結果孤独になる」ルートに入ってしまい
・半端なレベルのクリエィティブメンバーだったメンヘルの私が
・業務を通じてMAやCRMと出会い
・ツールが好きすぎて専門の会社にいった(それしかやらない職種になった)
うん…まあ…同じ構成じゃない…?闇落ちっぽいけど…

自分はツールを深めるにつれてどんどん孤独なポジになっていく。一つのPJに深くかかわる、というよりはツールだけを各社で担当し、より汎用的なナレッジになるようにもぐもぐしていくことで先に進む…なので各社で一人ポジ&他社の事例は話せないのでほぼ誰とも会話をしない。
昔は寂しいし「自社プロダクトじゃないから他人の祭りだよな…」と疎外感も感じてなくはなかったんですが、なぜか自ら進んで話さない現場の方が、成果も出せているような気がする…

孤独は孤独なんですが、一人でメール作って配信設定考えていると「この組織の中で直接顧客に語り掛けられる人間て私だけだな…」みたいな妙な感慨がありました。たとえばLPとかを作ったとしても、基本的に広告なりなんなりで呼んでこないと人は来なくて、メールほど「直接届ける」っていう方法は無い(他にあるとしたら電話とかかな…元祖としては紙のダイレクトメールというかセールスレターなんだろうけど)。

 それをぼっちポジでコミュ障でその組織のプロパーでもない私が「今… あなたの…心に…直接… 」っていうのをDB相手にこねてるのがシュールで面白いというか。プロパーの人(メールマーケは大体担当者が若い)の「おれはこうしたいと思う」みたいなのをうんうん…て聞いて試行錯誤してガチャガチャやる係をこれからもやっていこうと思ってます。

孤独のグルメならぬ孤独のマーケ…

誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……

そうなのよ!別に寂しくなんかないんだからね!!
話さないけど飲み会だけは大好きなんで誘ってほしいとかの圧はだすけどね!!

今日も「誰かの気持ちとか動かすといいなぁ」と思いながらhtmlメールを織り上げています。(実際の効果としてはデコラティブなhtmlメールを工数かけて出すよりは、テキストメールでちゃんと「あなたのことを理解している私があなたに書いています」にしたほうがB2Bについては良いと言われますが…私は経歴的にデコHTMLメールに強みがあるので…)

井戸端オンライン~嫁ぎ先からFF14~

前々前職くらいの同僚と、なぜか時と距離を超えてFF14をやっています…
PS3時代以来の復帰……(よくアカウント残ってたな…)新しく追加された要素がいろいろある…無限に時間吸われるな…

 

jp.finalfantasyxiv.com

とりあえず、蒼天のイシュガルド編をクリアしました。すがすがしいくらいに人が死ぬ。昔のFF感ある。マトーヤとか出てくるし。

 

同僚(私よりちょっと若い女性)は、六本木ヒルズで夜景を作っていた仲間でした。(ソシャゲバブル時に採用された。彼女はソシャゲの仕事に見切りをつけて自ら去っていったが、私はなんとなく残ってその後空前の大規模リストラで辞めた。)
そのあと縁があって再度同じ会社で一緒に働いたけど、彼女は遠距離恋愛の結果、ちょっと遠くに嫁いでいき、連絡が途絶えていました。が、2年前に「10年以上行方不明だった父が借金を残して異国で死ぬ」という最悪の結末の相続放棄のため家庭裁判所に行く必要があり上京し、なぜか赤坂の街角で私(その時は既にソシャゲソルジャーを辞めてmarketoのコンサルタントになっていた)とバッタリ再会したのであった…という関係です。

うん! なんかFF以前の情報がドラマチック(お互いにいろいろありすぎた)すぎてFFのドラマチックRPGっぽさが霞むな!!そんなわけで連絡はたまに取るけど、このコロナ禍により、会うことはなかなか難しい関係です。

 

我々(中年女子)のFF14は「夫や子供に支障ない時にやる」という隠密のおきてがあるため、朝7時台~10時前に活動しています。朝方アサシンです。二重の意味でアサカツ。

ボイスではチャットでは「嫁姑」「子供の進学」「親の介護」などが話し合われる、井戸端会議というか……
私は結婚していないし、彼女は今のところ子供がいない。「孫(自分の子供)がいたら何かが変わったのかな…」「いや子供がいても夫婦は壊れるし(私が実例)、祖父なんかほぼ関係なしだと思うよ…」

 

40代ともなるとみんないろんなしがらみから自由ではいられないのだな……光のお母さんだけではいられない…イシュガルドはまだしも紅蓮のリベレーターはますます「正義とは何か…幸せとは……」みたいな気持ちになる展開なんだけど、やっぱ老害としてはイシュガルド編のが懐かしさがあるから好き…

立ち退いて1年たってもビルはそのままだったのだった……

子供が「デスストランディングで、今ママーを運んでいる…ロックネのところに…」というので、ああママー死んでしまったか…と言ったら、死ぬ前だった。ネタバレになった。めっちゃくちゃ怒られた……ごめん……(時系列的にあやふやだった…)

nokuat.hatenablog.com

改めて調べた。自分はママー推しだけど参考になった。

 

そういえば、去年5月に引っ越し(ビル立ち退き)をしたのですが、その後、そこに新しい建物が建つ、どころか、取り壊されてもいません……

あの頃…我々は…「2020年にはオリンピック特需がある」という前提で生きていたのだな……という……

まあ、でも、大震災とか、感染症とか、なんか、「自分が生きているときにものすごいことが起こったな」というのは、それはそれ、継続的に日記をつけているからこそ感じられる何か、みたいなのがなくもない。幸い、私と子供はまあ元気に生きている…幸いに…その幸いがいつまで続くかはわからないけれども……

 

去年5月から、私は2つ資格試験を受けて(幸い合格した)、2回転職をし(ちょっとずつ年収が上がった)、完治まで半年以上かかる大怪我をし(生まれて初めてMRIを撮った。しばらく松葉杖や片手杖を使っていた)、子供は英検を4回受験して何とか取得し、いよいよ受験のシーズンを迎えつつあります。(私も11月12月に別の試験受ける)

間違いなく進んではいる、苦しみに満ちている時代でも、生きてる限り自分がやれることをやって生きるしかない。

私たち母子が楽しく生きていた都市は、だいぶん飲食店も減ったし、夜の賑わいもなくなりました。でももともと根無し草で15年以上だし、他に行く当てもなし、まだある飲食店で毎夜がつがつ飯を食って生きてます。去年から+5kgになりました。やべぇ。

 

母と娘の『DEATH STRANDING』

 
子供が試験期間中かつ、もう学校も推薦入試組とか内部進学組の関係で、どんどん短時間になっていき、家でデスストランディングをやっています。
「BTってなに…アメリは本当に生きているの…クリフはBBのお父さんなの…?」とたくさんの疑問を抱えながらただ歩き続けている……
最後までプレイしてもわからないことはたくさんある…とニヤニヤしながら感想を聞いています…(私はクリア済・ネタばれると超怒るからな…)
 
自分は正直アメリの存在についてははぁ…?という感じなんですが(世界を救うために、女子が永遠の世界にとらわれることを選ぶ…というのはエロゲっていうか一昔前のセカイ系だよな…)、クリフの最後は悲しい気持ちになりました。
親っていうのは子供に伝えたいことを伝えらえないで死んでいくものなんだな…(私は生きてるし私の親も生きてるんだけど、最終的にそういうもんだろうなとなんとなく思う)
 

最初はBBに泣かれるとすごい頑張ってあやしてたけど、段々めんどくなって泣かせたままで走り回るあたりがある意味現実の育児に似ているな…

受験とかの兼ね合いはあるとはいえ、子供が自分と同じコンテンツに触れて楽しむ姿を見ていると、「子育てのご褒美」感があります。幼児のころは「私と違うタイプのオタクになったら宗教戦争になりそうだ」って思ってたけど、無事に「多少はジャンルが重なっている」くらいに落ち着きました。

 

資格を取得したいから転職した(在籍11か月で終了)

資格を取得したから退職したい(転職三ヶ月)

 

結論からいうと6月に転職しました。

 

感染症対策のためリモートワークになる」という、誰も予想していなかった2か月の間…
思い悩みつつオンライン面談(ずっと家にいるので、喋る練習したかった)なんかをトライした結果、

  1. 前回の転職時に候補に挙がるも、要件満たせず応募できなかった企業からカジュアル面談してみませんか?のオファー
  2. 人事担当と話してみたら、希望職種よりも(MAのエンジニア職に応募していた)ポジション的にあなたに向いているものがある(カスタマーサクセスというかポストセールスというか。要するに活用支援です)と言われて、そっちで受けさせてもらう事にした
  3. 現場担当と話して、その時はオンライン面接慣れしてきたので「画面共有させていただいてよろしいでしょうか…」とこれまで作ったmarketoLPとかsfmcメールとかの「匠の技特集」をお見せして、ホホウ…と唸らせる(わかってくれる人で良かった…!)
  4. そのままオンラインで流れるように役員面接やって内定

そんなわけであっという間に転職し、新しい職場で粛々と研修受けて自習し、まずは一個資格(Pardotスペシャリスト)を取得しました。

汎用性の高いCRMアドミンと迷ったんですが、

  • 業務上の必要性
  • Marketoと比較される競合ツール(なので機能や用語がよく似ている…)

…てことでまずは確実に一発で取れそうだったので…年内にCRMアドミンと、SFMCのメールスペシャリストも取ろうと思っています。着実にメールマーケの王に近づいている…

製品としてはどっちも一長一短あり(お互いにそれぞれ優れている機能がある。日本語環境で一から使うんだったらMarketoの方が親しみやすい部分があるけど、Pardotはsalesforceファミリーなので連携が強い。)、それを知れただけでも転職って意味あるなと思っている次第です。企業向けの高い商品なので、そもそも複数種触れる機会が作りにくいので……

 

今更ながら前職の上司の「結局ツールは違えどみんながやろうとしている事には本質的には違いがないはず…基本的にMAツールが目指すところは社内でも社外でもB2BでもB2Cでも”他者と有効なコミュニケーションをとる”ということ」というのを反芻しながら日々を生きています。どんな人間も目の前から消えてからの方が有益なメッセージを思い出します。走馬灯効果とか「いいやつはみんな死んだ」的な紅の豚効果です。
※上司別に死んでないし、なんならたまに連絡きて(ずっと前に納品したあとのテンプレートに不具合あった…とか)私のセンチメンタルな気分を破壊してくれます…

 

紅の豚 [DVD]

紅の豚 [DVD]

  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: DVD
 

 

どんなツールにも、作られた背景があり、向き不向きがあり、思想がある。多様な選択肢がある中で、普遍的な願いをどうやって効率よく達成していくか?
私はツールの声とお客様の願いをうまいこと結びつけてやってやれる助けとなりたい、という気持ちでやっていきます。

時を超えておコンサル

「ラーメン才遊記」見てる。うーん別に悪くはないんだけど、やっぱラーメンハゲが鈴木京香なのにちょっと違和感が…鈴木京香そのものはすごく好きなんですが…

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

しかし、時を越えて今、私ラーメンハゲと同じ職種(コンサル)なのか…!ラーメンじゃないけどさ…!(MAコンサルです)
むしろ情報で食わせて頂いてる感じだけどさ…!


鮎ラーメンという名のこってりラーメンじゃないんだけど、確かに私が私のやりたいように「marketoでね…エンゲージメントがね…munchikinがね…」とか話しても大体クライアントは「エッ」ってなるなということがわかって、最低限「相手が興味持ちそうな切り口からトライする」っていうか「相手が理解できるメリットから説明する」方法が必要だなーと感じてはいます。

 

 なお、鈴木京香出演で好きな映画は「39 刑法第三十九条」です。

39-刑法第三十九条- [DVD]

39-刑法第三十九条- [DVD]

  • 発売日: 2002/08/25
  • メディア: DVD
 

 

小僧の神様@常駐

自分がデジタルマーケター(マーケテクノというのか、ツールを使ってwebマーケとかメールマーケをやってやる係)になってから3年ほどが経過しました。いまだに全然ピヨピヨしているのですが、幸いツール系についてはドメインとかリダイレクトとか、cssとかjavascriptとか、「昔やらされたいろいろ」がそれなりに役立っているので、スタートが遅い割にはおコンサル然としてドヤァ…って生きています。

 

自分は前職で、断れない常駐(ソーシャルゲーム運営の会社に勤務していたが、完全にトレンドが終わっているうえに、若い子と違ってデザインにもフロントエンド開発にも対応できなかった。自分の給料分を稼ぐためにも常駐エンジニアとして他社に行くしかなかった)に行って、結果として滅茶苦茶体を壊し、その次の常駐で「まじでこれで失敗したらおれは退職するしかねえ……」という覚悟をキメた結果、MAツールに適性があることがわかって転職しました。

(「退職したくない」が目的だったはずなのにね…)

 

当時自分はいろんな意味で自信を失っており、非常に精神が不安な感じになっていました。
もともと開発力やコミュ力には難がある自覚はあったけど、唯一自信のあるジャンル「体が丈夫」「社畜力」が折られた(年齢的にも仕方なかったんだと思う…)ことは大きなダメージになりました。

回復できたきっかけは、二回目の常駐で割と適性のある仕事にあたった…というのもあるけど、それ以上に「現場の人に褒めてもらった」というのが大きかったです。
数値で結果を出した時は内心嬉しかったけど、他社常駐なので「他人の祭り」感があり、俺には関係ない…みたいなニヒルを気取っていました。

 

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

  • 作者:福本 伸行
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: コミック
 

 他人の…祭り…! 俺のではない…!
(その後「黒沢」初めて読んだんだけど、最初はあまりにも自分のダメな境遇と似ていて辛くて読み進められなかった…)

 

でも、最初は三か月の予定だった常駐が長くなり、先方プロパーの人から「こういう実装は可能だろうか?」のような相談を受けたり、本来常駐は対象に含まれない(そこの会社の社員じゃないので当然)講習を受講させてもらったり、「おお…なんか自分はここで息をしていてもいい…という許可があるらしい…」という自信をつけて今に至ります。(なお常駐先で身に着けたMA的な知見が、自社に戻る際には一切評価されず、「メルマガにこだわるんなら今後給料上がらないし飼い殺しルートになるけどそれでもいい?」(原文ママ)って自社の上長に言われて「いいわけないだろ!!!」って辞めて転職した)

 

それまでの常駐がほんとに人間扱いされない(備品ですらもう少し丁寧に扱われるのでは…環境だったので、その一年で「良くしてもらった」という経験はマジで「小僧の神様」並みの甘美な思い出となり、今も自分を支えています。たぶん親切にしてくださった側にとっては割とフツーの対応かつもう忘れていると思うけどさ…

 

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

 

 

派遣社員とか常駐エンジニアとかに対して、備品じゃなくて人格を持った人ですよ…という気持ちをもってもらうと、数年後、「フフフ…わたしなんかよくわかんないけどおコンサルになったの…」という鶴の恩返し的な展開になるかもしれないので、受け入れる側の皆様、優しくしてください…

 

ちなみにおコンサルは常駐エンジニアに比べると単価が高いので、はるかに切られやすい…という特徴があります。まあでも切られても恨まないよ…予算のご都合はすべてのPJにあるからね!