きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

一応専門家なんだけどな…

東京もようやっと落ち着いてきましたので、久々に友達(前々々世くらいの同僚)数人で小規模に飲みに行きました。

自分はガラケー公式とかecとかを経て、30代を半分くらいソシャゲ・ネトゲでお給料を頂いていて、「ガチャのお金で子供を育てた」と言ってもいい感じ。恩義を感じています。あの時生きさせてくれてありがとう的な…(個人としては時間なくてあんまりプレイしないんですけど、絵とか見るのは今でも好き)

 

そのころの同僚は、イラストレーター系の人は継続して同じ仕事してる人も多いんですが、それ以外は

エンジニア→ゲーム以外のアプリとかwebサービスに移動
Dir/企画→マーケティングとかに移動

って感じで、それぞれ活動領域を変えて生きてます。

 

私はジャンルとしてはもともとソシャゲ時代はDir(主に絵のスケジュール管理)→末期に予算切り詰めるために若いころにやってたからってマークアップ(画面の実装する人)も引き継ぐ→しまいにゃあ日銭を稼ぐために他社ゲームの運用&最後は常駐に出される…という敗戦の老兵みたいな下降していくキャリアパスを強いられていたんですが、(最後には常駐先で体も壊した…)辛くも生還し今に至ります。ソシャゲ全体には感謝してるけど、当時の勤務先についてはちょっと、なんかこう、もうちょっと人間扱いしてほしかったな…という不満はあります。なお今は完全に事業内容からソシャゲ消えてます…

そんなわけで元ソシャゲエンジニアの元同僚数人と飲みに行ったんですが、みんな今もエンジニア。私はマークアップだったから30%くらいはエンジニア成分…?

エンジニア1「おっ元気…?」

ゆうちゃん「元気元気!」

ユウチャン……!

生きてる……!(ゆうちゃんは私よりも入社タイミングが遅いので、同じ会社の中ではソシャゲやってないけど、その前の職がゲーム系だった)

 

エンジニア2「今ねデータアナリスト?みたいなのになった。エンジニアっていうか主にexcel使ってる…あとTableau…」

『おおTableauなら仕事でちょっとやったよ』
エンジニア2「俺今何も開発してない…っていうかみんなデータ取るのはいいんだけど何に使うかとか何に役立てるのかを考えるのは俺の仕事じゃない…あとかっこよくアニメするグラフとか作るのが仕事ではない…」
『そうね…数値を基に次のアクションを考えるためにレポートを作るのであってきれいなグラフを作るのが目的ではないわね…』

エンジニア2「…あれ…malさんが割と…勉強している…?えらいな…」

『ちょっと…私のことなんだと思ってるの……』

 

…いや… まあ…この5年で私は職種が変わっておコンサルになったんすよ…Tableauの資格もとったよ…簡単なやつだけど…(取ったのは主にTableauをどうおススメするのか?という資格なので開発者向けではないが)
エンジニアはエンジニア、デザイナーはデザイナーとしてのキャリアパスを進めて行くのでしょうが、私の場合は上位職(マークアップ→フロントエンドエンジニアになるのが一般的なのかな)に上がるための素養とか適性(とにかくjavascriptが全然できなかった)が足りず…働き続けるにあたって仕方なくメルマガ→MA→CRMとかに広げていったのです。
ゆうちゃん「素うどんに白ご飯がついてくるみたいな進化、僕は嫌いじゃないです」
そうね…あなた立派な天ぷらうどんとかやくご飯セットになったね…(もともとバックエンドも結構できた&今はreactとかいろいろなんかいろいろできる子に育った)

 

毎日、「おはようからおやすみまでのクライアント対応」みたいなのを強いられてたあの時代よりも、今の方が楽かつお給料が高い。常駐とかに行くにしても単価がお高めで代替が少ないので、ちょっと高級な家具レベルには扱ってもらえます。楽だから楽しいとかやりがいがあるかと言われると微妙だけど、とはいえあの時代の待遇がひどすぎた(今だって新卒に多少の毛が生えたレベルだ…)。

ブルシット・ジョブの最たるものとして槍玉によくあがるコンサルです!でもコンサルって言ってもいろいろありますし、まあ世界の役に立たないこともない…と自分は思ってます。メール配信とかを適正に行うことでスパムが減りますし…

母と娘の『乙嫁語り』

 子供(女子大生)と一緒に「星の王子ニューヨークに行く」を家で見てたんですが、

子供「エッ…これ1も2も滅茶苦茶女性にとってみたらヒドイ話じゃない…?ちょっと引くわ…」
う…うん…そうね……


1の王子のフィアンセ(王子と結婚するためだけに育てられたが、王子は「自分で好きな人と結婚するんだい!お前は片足で跳んでろ」ってひどい命令して出奔する)とか、2はその王子が実は婚外子作ってた(そして1で結ばれた王妃との間には女子しかいない。でも別に姫が王位継承すればいいんでは…?)とか、割とウウン…?って思うポイントが……まあエディ・マーフィ好きだし面白いけどさ…

同じタイミングで、子供が「乙嫁語り」を読んでで、こっちはまあ「時代劇的なもんだからそこまでは気にならない…」とのこと。私は未亡人タラスはともかく、姉妹妻編はだいぶ微妙な気持になった……この時代だし「夫に先立たれた妻」の生活考えたら仕方ないのかなと思うけど…

 私は中年女性の会社員としては超凡庸なタイプで

  • 多少の事では怒らない
  • 愛想よく優しい感じ
  • 笑って誤魔化す

…ってな処世術で生きてるんですが、子供は「意味もなく笑うな」「媚びるな」「対等に言い返せ!!」「嫌なら断れ」っていうスタイルに成長しました。(年代の違いと、都会育ちだからかな…大学も女性の割合が高い&留学が盛んなので、ジェンダーとかの問題には割と先進的なイメージ)私の仕事中の様子にはかなり批判的です。

 このまま元気に自由に生きてくれればいいな、という希望もありつつ、でもオールドタイプの私に子供世代のスタイルを求められるとちょっと戸惑う…

 自分個人はずっと変わらず「普通の凡庸な人間」という認識なんだけど、子供世代とか、会社に新しく入ってくる人たちからは「相対的に古風」って思われる時代になったのか…

でも「現実はそうもいかないからな!お前も社会に出たら結局顔採用とかキラキラ女子とかの枠組みに入れられるんだぜ!」みたいな事を親の私が言うんじゃ、あまりにも夢とか希望が無さすぎるからな…嫁姑とかのイビリを次世代に伝承させない、みたいな感じで、次の世代を「社会とは」で脅す人間にはならないように心がけます…

母と娘のweb会議…

子供が大学生になり、緊急事態うんにゃらで半分くらいオンライン授業になった結果、

滅茶苦茶お互いの音にイライラする状態になっています…

 

・子供(大学生)

授業で語学いくつもとってる(そういう専攻なので…)ので、オンライン授業中ずっと中国語会話レッスンとかスペイン語とかマリ語とかベトナム語を反復して話しているのでうるさい

グループ制作の打ち合わせが、バイトしてる子の兼ね合いがあって土曜や日曜の夜9時以降になる

オンライン飲みやるとall(朝9時まで)

 

・私(MAコンサル?特に何もコンサルしてないけど…)

80%くらいリモートワーク。

社会人としてはだいぶぼんやりしているので、MTGでは詰められたり皮肉られることがある。(自分の資格取得重視なのでそれほど気にしてはいないけど、まあ家族に聞かれるとちょっと気まずい)

趣味が飲酒で、近所に行きつけのバーとか焼鳥屋があるので週3くらい飲みに行っていたが、今は完全に休業中のため外出できるところが無い。

 

・自宅(2DK賃貸)

結構都心。40平米くらいで2人暮らし・2dkだけど部屋の仕切りがふすま・回線はSoftbankair(建物のオーナーから光回線を引くための工事の許可が下りず……)

 

子供はGW終わったあたりからオンライン飲み(まだアルコール飲めないからコーラだけども)に目覚め、グループ課題とか語学劇とかなんかウェイウェイしはじめ、なんか…こう…親として、嬉しい半面、聞いてて「はわわわわわわ…」みたいに赤面するシチュが多々あり…(回線状況的に、同じタイミングでアマプラで映画見てたりすると重くなるので、見たくもないテレビを見るくらいしか…)

なんか「アジェンダ」とか「やるやら」とか言ってる…あれだ…私の間違ったコンサル用語みたいなのが変に子供に継承されてる困る……(私が言ってるわけじゃないけど…)

せめてもうちょっと正しいコンサル喋りにしてやりたい…何を読ませるべきか…

前職ではこの2冊読まされたけど、大学生が読んで楽しいかな…

 

 

…なんか、家が安らがない空間になってしまった…リモートワークによって、家族が解体される未来を感じています…

資格の意味

自分は会社のお金で受けられる資格試験みたいなのは結構好きな方で、継続的にチクチク試験勉強をしています。好きな理由は「答えがある」(業務においてはインスタントに答えが出ることの方が少ないし…正解を知るまでに長い時間が必要な時もあって、その時に自分がまだその組織にいるとは限らない)ってことに尽きると思っていたんですが、今は別の意味を感じるようにもなりました。

 

運用をしてると、出所がよくわかんない不具合みたいなのが発生することが稀によくある。環境起因とかネットワークの不具合とかまあとにかく「その時うまく動かなかった…」みたいなことは発生し得るわけですよ。不具合があったら原因は何かとか再発防止策とかはいろいろ考えなきゃいけないので調査はするんだけど、調査する理由はあくまで「改善するため」であって、犯人捜しではない…という風に自分は思っています。これまでの職場でもそういう風に教育されたし。犯人捜しをやり始めると、不具合や違和感みたいなのを報告しなくなるので結果的に組織としてメリットなくなる。

 

しかし人によっては「絶対犯人見つけるマン」みたいな思考の人もいるわけで…(特に自分がミスしたのか疑わしいみたいな状況では…)しかしログを辿ったり問い合わせたりすればするほど「わからない」としか言えないわけで……
最後にはなんか「俺じゃないもん!!」みたいな感じで誰にも責められてないのに切れるわけで………

 

完全に自分一人で作ってるものじゃない場合、どこにどういう穴?があるのかは把握しきれない。もちろんテストとかは考えて作ってはいるんですが…
その仕組みを提供する側が「こう使え」みたいなベストプラクティスをある程度提示してくれてるのが私にとっての「資格試験」でもある。正解とは何か…を同僚とかお客様に関係ないとこで「一人で」やれるっていうのが自分には合ってるなと思っています。資格試験はいい。心が洗われる。他人を責めなくて済むし責められなくて済む。

 

今月も試験受けます…親子で受験…まあ私のはお金出せば何回でも受けられるやつだからな…

子供「受験だって何度でも受けられるよ。」

やめろ…受験料だけで何十万課金したと思ってるんだ…!

子供ガチャ総決算を感じるクレカの明細に恐れおののいております…

 

 漫画面白いけど、中学受験とかクッソ金かかりそう……

 

黒豹 Victory Everything ~勝たねばゴミ~

正月だし漫画まとめ読みだぜ! 

 なんか完結してた。読んだ。

トネガワblogわろた…

 

そういえば辞めた会社の辞めた人(オッサン)が、黒崎的な「人のSNSを特定するマン」で、ちょっと気に入らないやつ(自称「すご腕マーケター」)がいるとまず本名でtwitter/facebookあたりをサーチし(自称しちゃうくらいだからfb/twどころか個人アフィblogの残骸みたいなのさえ発見できた)、大学と卒業年度とかからあたりを付け、あとは「放置しているけど削除してはいない」という意味でmixiがねらい目…」みたいな特定をし、インスタ(オサレな飲み屋で写真上げまくってる。「体調不良」で休んでるはずの日も…)を割り出し、インスタで「赤坂のキラキラ女子!お仕事はmarketingだよ!好きなお酒は~泡!」みたいな偽装垢を作って「わー素敵なお店ですね!私もそのあたりよく行くんですけど、今度ご一緒しません~?」みたいなアタックしてたことを思い出した。

 

トネガワよりも私の周囲は明確な悪意とかに満ちている…私が死ぬ時(会社員的に…)はこのblogも確実に抹殺できるように手配せねばなと思いました。このタイトル使いたかっただけの日記でした。

正月一発目から無意味…無常…無計画……

資格を取得したいから転職した(在籍11か月で終了)

資格を取得したから退職したい(転職三ヶ月)

 

結論からいうと6月に転職しました。

 

感染症対策のためリモートワークになる」という、誰も予想していなかった2か月の間…
思い悩みつつオンライン面談(ずっと家にいるので、喋る練習したかった)なんかをトライした結果、

  1. 前回の転職時に候補に挙がるも、要件満たせず応募できなかった企業からカジュアル面談してみませんか?のオファー
  2. 人事担当と話してみたら、希望職種よりも(MAのエンジニア職に応募していた)ポジション的にあなたに向いているものがある(カスタマーサクセスというかポストセールスというか。要するに活用支援です)と言われて、そっちで受けさせてもらう事にした
  3. 現場担当と話して、その時はオンライン面接慣れしてきたので「画面共有させていただいてよろしいでしょうか…」とこれまで作ったmarketoLPとかsfmcメールとかの「匠の技特集」をお見せして、ホホウ…と唸らせる(わかってくれる人で良かった…!)
  4. そのままオンラインで流れるように役員面接やって内定

そんなわけであっという間に転職し、新しい職場で粛々と研修受けて自習し、まずは一個資格(Pardotスペシャリスト)を取得しました。

汎用性の高いCRMアドミンと迷ったんですが、

  • 業務上の必要性
  • Marketoと比較される競合ツール(なので機能や用語がよく似ている…)

…てことでまずは確実に一発で取れそうだったので…年内にCRMアドミンと、SFMCのメールスペシャリストも取ろうと思っています。着実にメールマーケの王に近づいている…

製品としてはどっちも一長一短あり(お互いにそれぞれ優れている機能がある。日本語環境で一から使うんだったらMarketoの方が親しみやすい部分があるけど、Pardotはsalesforceファミリーなので連携が強い。)、それを知れただけでも転職って意味あるなと思っている次第です。企業向けの高い商品なので、そもそも複数種触れる機会が作りにくいので……

 

今更ながら前職の上司の「結局ツールは違えどみんながやろうとしている事には本質的には違いがないはず…基本的にMAツールが目指すところは社内でも社外でもB2BでもB2Cでも”他者と有効なコミュニケーションをとる”ということ」というのを反芻しながら日々を生きています。どんな人間も目の前から消えてからの方が有益なメッセージを思い出します。走馬灯効果とか「いいやつはみんな死んだ」的な紅の豚効果です。
※上司別に死んでないし、なんならたまに連絡きて(ずっと前に納品したあとのテンプレートに不具合あった…とか)私のセンチメンタルな気分を破壊してくれます…

 

紅の豚 [DVD]

紅の豚 [DVD]

  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: DVD
 

 

どんなツールにも、作られた背景があり、向き不向きがあり、思想がある。多様な選択肢がある中で、普遍的な願いをどうやって効率よく達成していくか?
私はツールの声とお客様の願いをうまいこと結びつけてやってやれる助けとなりたい、という気持ちでやっていきます。

時を超えておコンサル

「ラーメン才遊記」見てる。うーん別に悪くはないんだけど、やっぱラーメンハゲが鈴木京香なのにちょっと違和感が…鈴木京香そのものはすごく好きなんですが…

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

しかし、時を越えて今、私ラーメンハゲと同じ職種(コンサル)なのか…!ラーメンじゃないけどさ…!(MAコンサルです)
むしろ情報で食わせて頂いてる感じだけどさ…!


鮎ラーメンという名のこってりラーメンじゃないんだけど、確かに私が私のやりたいように「marketoでね…エンゲージメントがね…munchikinがね…」とか話しても大体クライアントは「エッ」ってなるなということがわかって、最低限「相手が興味持ちそうな切り口からトライする」っていうか「相手が理解できるメリットから説明する」方法が必要だなーと感じてはいます。

 

 なお、鈴木京香出演で好きな映画は「39 刑法第三十九条」です。

39-刑法第三十九条- [DVD]

39-刑法第三十九条- [DVD]

  • 発売日: 2002/08/25
  • メディア: DVD