きれいな夜景をつくるおしごと~確認がとれないと帰れない~

B2Cの広告系web制作をやってから、B2BのMAとかやる仕事についた。

まじめな会社員

子供が人生に行き詰まりを感じていて、だいぶ煮詰まっています。ので、読ませてみた。

子供「留学1年行ったくらいじゃ帰国子女とかには勝てないし…そもそも別に海外に関係する仕事がしたいわけではない…なんとなく公務員になるのか…?くらいの気持ちでいるけれども…そもそも志望動機がブレブレなわけで……」要するになんか就活とか留学とかめんどくなってきたらしい。

 

大事なことはすべて漫画かゲームかに託して送る母です……

4巻(完結)まで読んでもマジで不快・つらい・スッキリしない漫画なんだけど、割と似たような仕事してる(ITコンサルみたいな名乗りだけど今は実質カスタマーサポートに近い…)自分としては、え、この人めちゃくちゃ仕事できる方では…?と驚愕…(回答を効率化して後輩に教えるまでやってる…)最後のパートでも「資格取らされそう…」みたいになってるし…(多分ちゃんと取り組めば取れると見込まれている)

本人の事務社員適正の高さに対する(自分自身の)過小評価がつらさの一因な気がする。「自分の好きな人に好かれない」ことの辛さばっかりくよくよ考える夢追い人なんだけど、仕事の内容的には「非正規の枠超えるくらいにまじめに仕事してる」なんだからそこはもっと自信もって良いんじゃないかな…

最後には主人公は「親とかからの価値観から自由になるぜ!」って再上京して再出発する…てとこで終わるんだけど、なんかさ…もし主人公が「幸せになる」のであれば、場所が問題ではなくて「自分が選んだ」ていう気分の問題だと思うのさ…サブカルとかアーティスティックも結局は「それが好きな自分が好き」ってあると思うし…でも「好きになったから好かれたい」は恋愛や仕事では通用しないから……

特にこの漫画で私が共感するところは「最低限のお金のゆとりがないと人生楽しめない」ってとこですかね……

 

私の子供は東京生まれ東京育ち・サブカル的なものはほぼ興味なし(ゲームとか漫画は親譲りで好きだけども…マイナーな映画とか小説、あと音楽全般については全く興味がない)・まあでもモテないことについてはちょっと最近思うこともあり…みたいな感じで、良くも悪くも「妙に自己肯定感の高いZ世代」だと親目線からは見えるんだけど、こういう「生き苦しさ」みたいなのは共感があるらしい。

 

www.jp.square-enix.com

TrueColorsも「自分で選ぶから 少し人生を好きになれる」ってコピーついてるし、古今東西漫画でもなんでも「自分を好きになるのが大事」「だけどそれは結構難しいことだ」ていうのは普遍的なテーマなんじゃないかと思います。ラストオブアス2のエリーも自分の事嫌いそう。

 

年をとると大体の人はなんでもまあいいか…って感じになり、置かれた場所で咲いとくか…(楽だし)みたいな生き方になっていくので(そして図々しくなっておばさんになっていくのだ…おばさんは自己肯定感が高いので強いのだ…)やれることやって生きていけばいいじゃん、と母は思っています。

「人生で今が一番幸せなんだよね?」っていうのを確認したら、「まあ…それはそう…思い出は楽しいけど、別に子供とか特定の地点に戻りたい、とかはない」とのことなので、何を選んだとしても最終的には大丈夫だよ、と。お母さんも若い時代を懐かしんではいるけど、別にもう一回やりたいわけではにからな…

今が幸せじゃないんなら改善を考えないといけないけど。